ほかでは届かないウイスキーを。
二十年前、私は日本を出て英国へ渡り、ウイスキーを愛するスコットランド人と結婚しました。夫に故郷の味を届けたくて、一緒に日本へ通うようになりました。有名蒸留所ではなく、静かな道の先にある小さな造り手——代々の酒蔵から、近年ウイスキーやジン、焼酎を始めた家ばかりです。
その多くは、英国で一本も売ったことがありません。大手輸入業者の目には入らない規模だからこそ、見つける価値があるのです。
Spirits of Japanは、二十年分のその付き合いを、英国のテーブルに運ぶ試みです。注いだグラスのあと「どこで買えるのか」と聞かれ続け、やがて言葉をやめて輸入を始めました。日本を知り、物流を知り、いまあなたが読んでいるこの場をつくれる——その組み合わせが、私たちの強みです。
季節ごとに数軒を選び、物語を添え、並べて味わってもらいます。気に入ったものはフルボトルで。忘れられる棚より、覚えている三本を届けたいのです。
Keiko